妊婦の体に良いとされているルイボスティー。産地では「奇跡のお茶」「不老長寿のお茶」と言われており、健康志向の高まりと共に知名度が上がってきました。
家でもゴボウ茶とローテーションさせながら飲んでいます。
ちょっと匂いに癖がありますが、カフェインの接種を控えなければならない妊婦さんにおすすめの飲み物としても注目されています。
今回はその理由と効能を調べてみました。
そもそもルイボスとは?
茶葉は南アフリカのセダルバーグ山脈周辺でしか育たないとされている(他での栽培は成功していない)ルイボスというマメ科の葉を乾燥させた物です。
赤っぽいお茶で、ほんのり甘く、若干豆っぽい味もする様なしない様な…。
薬草の様な香りがする為、苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、口に含んでしまえば上品なお茶の味を楽しめます。
ルイボスティは妊婦の心も体も健康にしてくれる!?
ルイボスティは”たんにん”が少なくノンカフェインなのに”みねらる”や”ぽりふぇのーる”が取れる、妊婦の最強助っ人飲料です。
なんで”たんにん”が少ないのがいいのか。
なんで”みねらる”が採れるといいのか。
なんで”ぽりふぇのーる”がとれるといいのか。を以下詳しく解説していきます。
①ミネラルが採れるけどノンカフェイン
加工食品や化学肥料の登場でスーパーに行けば基本どんなおかずでも作れるようになりました。
僕はタイ料理が好きなのでよく作って貰ってます。
しかし、そんな現代の食卓には、五大要素の一つであるミネラルが圧倒的に不足しています。
ミネラルとは、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウムなどの事を言い、体内から欠乏すると骨粗しょう症や、貧血、肌荒れなど健康面に影響を及ぼし、最悪の場合命を落としてしまうこともあるそうです。
女性は特にミネラル不足になりがち
先述しましたが、下の表の様に化学肥料の登場で現代の野菜に含まれるミネラルは著しく減少しています。
野菜名 | 含有ミネラル量(1950年) | 含有ミネラル量(2010年) |
---|---|---|
ほうれん草 | 13mg | 2.0mg |
人参 | 2.0mg | 0.2mg |
キャベツ | 3.0mg | 0.3mg |
※文部科学省「日本食品標準成分表」参照
いつでも流行っている” ○○ダイエット “で野菜だけ食べてる人や、 毎月の妊婦検診で体重を気にしないといけない妊婦さん要注意です。
肉食べないと。肌、荒れますよ。
ルイボスティはノンカフェインでミネラルも採れるので、妊婦さんにオススメできる飲料です。
タンニンが少ないしノンカフェイン
ルイボスティーはちょっと臭いですが、全然苦くありません。
これは、苦み成分の元であるタンニン(別名:カテキン)が少ないおかげです。
タンニンが少ない事によるメリットはこれだけではなく、妊婦さんがなりやすい貧血の予防にも役立ってくれるのです。
タンニンが多すぎると、鉄の吸収が阻害され貧血の原因となります。
ルイボスにはお茶や紅茶、コーヒーなどと比べてタンニンが少なく、貧血に悩んでいる方も問題なく飲めます。
ただ、タンニンには抗酸化作用や抗菌作用、抗インフルエンザ作用など良い働きをしてくれる為、一概に少ないものが良いというわけでもありません。
ポリフェノールが豊富なのにノンカフェイン
ルイボスには
アスパラチン、ノソファジン、ケルセチン、ルチン、 イソクエルシトリアン、オリエンチン、イソリエチン、ルテオリン、ヴィテクシン、イソヴィテクチン、クリソエリオール、というポリフェノールが含まれています。
何がどう凄いのか名前を聞いただけだと分かりませんよね。
もしかすると、全部知らないなんて人もいるんじゃないでしょうか。
なんとなくこの1つ1つの要素が体に作用してくれるのですから、なんか良さそうな感じがしますよね。
詳しく効果を調べてみましたので、いくつかの効果を表にしてみました
※検証が進んでいないものもあり、効果が期待されているものも含みます。
ポリフェノール | 効果 |
---|---|
アスパラチン | 血糖値の上昇を抑制、老化防止、美肌 |
ケルセチン | 抗酸化作用、抗炎症作用、降圧作用、がん予防、認知症予防 |
ルチン | 生活習慣病の予防、冷え性、肩こり |
ルテオリン | がん予防 |
ヴィテクシン | 精神安定、血圧降下、安眠 |
イソヴィテクチン | 精神安定、安眠、リラックス効果 |
クリソエリオール | アレルギー症状の緩和、体臭の抑制 |
簡単に言うと、美肌効果があり、リラックスして眠れるようになって、アレルギーが緩和できて、体が臭くなくなって、認知症の予防にも効く!ってことみたいです。
尚、今後検証が進んでいけばより確実になると思いますが、”期待できる”程度の効果も含んでおりますので、ルイボスに過度な期待はしないであげて下さい。
因みに私は小5の頃から頻繁にルイボスティーを飲んでおりまして、そのおかげなのか、「肌が綺麗ね」と言われる事が結構あります。体臭も臭くない自信があります。←花粉症ですが
ルイボスティは体に良い。でもこれだけは気を付けて!!
妊娠28週目以降はルイボスティーは控えた方が良い!?
ルイボスに含まれるポリフェノールの影響で赤ちゃんの動脈管早期閉鎖が報告されている様です。
動脈管は妊娠28週目以前に閉じる可能性は低いらしく、27週目までは飲んでいても問題はないとの事です。
何にでも言えますが、採りすぎは良くないという事ですね。
※他にもポリフェノールを多く含むものは控えた方がよさそうです。
ルイボスティと合わないたった一つの食べ物
かれこれ10年以上ルイボスと付き合っていますが、何しても合わない食べ物を1つ見つけました。
・お茶づけ
ルイボスティはお茶史上最もお茶づけに合わない飲み物の1つです。
今まで梅茶漬け、しゃけ茶漬け、イカの塩辛茶漬けとルイボスティでチャレンジしてみましたが、美味しく頂けたことがありません。
何より、お茶漬けのだしとルイボスティーのクセがシンプルに合いません。
まとめ
匂いは独特ですが、体に良いお茶。ルイボスティー。
ノンカフェインでタンニンが少なく、ポリフェノール豊富と妊婦さんへのメリットが沢山ありますが飲みすぎは良くないみたいです。
特に28週目以降は注意が必要です。カフェインの少ないゴボウチャにでもしてみては如何でしょうか。
私はゴボウチャは根っこの味がするのであまり好きではありませんが…。
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